科学リテラシーが無い私たち

いや、別に、「泉北コミュニティ」の「記者のつぶやき」(もしくはそれを受けた自虐タイトル)シリーズを展開するつもりはないのですが・・・(もぐもぐ *'ω'*)。


記者のつぶやき

▼せきなどの症状がない人がマスクをしてウイルス感染を予防できるのか、専門家でも意見が分かれる。首相官邸HP「相当混雑した空間でない限り、予防効果はあまり認められない」。WHO(世界保健機構)「マスクで予防できるという科学的根拠はない」。米国疾病対策センター「無症状のマスク着用は推奨しない」。だが無症状でもウイルスキャリアの場合もあり、無症状の人のマスク着用の意義はあると思うのだが・・・。(山本こ)(「泉北コミュニティ」2020年3月5日号


これ、「専門家でも意見が分かれる」というザ・常套句を、自説に援用しようと思ったところで思考停止していて、そのすぐ後で紹介されている専門家の意見は、まったく分かれていないよね?


マスクで予防できるかどうかについて、

  • 首相官邸→(相当混雑した空間でない限り)予防効果はあまり認められない
  • WHO(世界保健機構)→マスクで予防できるという科学的根拠はない
  • 米国疾病対策センター→無症状のマスク着用は推奨しない

ということで、皆さん、一致している


意見が分かれるのは、専門家と一般人の間で、だろうが!(; ・`д・´)

(これこそ、メディアの敗北、一般人の不勉強。「泉北コミュニティ」も、紛(まご)うことなきメディアの一つ。)


なお、

最近の証拠では、無症状の人(=無症状のウイルスキャリア)でさえ、COVID-19を高効率で拡散し、フェイスマスクなどの従来の保護手段では不十分な保護しか提供できないことを示している。(原文:Recent evidence suggests that even someone who is non-symptomatic can spread COVID-19 with high efficiency, and conventional measures of protection, such as face masks, provide insufficient protection.)


呼吸器以外の粘膜(目とか)を通した感染があるので、フェイスマスクの効果には限界がある。(原文:The individual tested positive for COVID-19, suggesting its tropism to non-respiratory mucosal surfaces, thus limiting the effectiveness of face masks.
出所:De Chang et al.  "Protecting health-care workers from subclinical coronavirus infection" : THE LANSET :  February 13, 2020


ということでした!


・・・ま、血液型で人の性格を4つに分けたがる国民だからな、私たちは。(=゚ω゚)ノ

泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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