無理を通せば、道理はついてくる?


公園の駐車場 売却は契約違反だから 府に9千万円払う

近畿大学の移転のため、堺市が田園公園など都市公園の一部売却を決めたが、府が市に対し売却代金の一部9300万円の返還を要求。市も支払いに応じた。市は「10年間、駐車場に使うとの契約を府と結んでいたが、期限前に売却することになったため」と説明しているが、そもそも土地売却を持ちかけてきたのは府側で、「土地の売却代金は地元のために還元すべきだ」との声が上がっている。

問題の土地は、田園公園の駐車場だった約3900平方メートル。以前は大阪府が駐車場として管理していたが、2012年に市に無償譲渡された。 

その際、府は市に対し「10年間は駐車場として使用する」との条件をつけ、10年以内に府の承認なく売却した場合、契約を解除するとの条項を契約書に設けた

ところが1年後の13年7月に、府と近大が市に泉ヶ丘プールを含む田園公園の一部売却を要請。市も売却に応じた。 

その後、駐車場を含めた売却用地が確定し、市と府で無償譲渡の際の契約の取り扱いについて検討。府は内部の要項に基づき、10年に満たない残り2年半分について、売却代金から返還するように求め、市も同意。土地の売却代金は3億6359万円で、2年半相当分として返還分を9300万円と算出した。 

返還の妥当性については市議会でも取り上げられ、堺創志会が「9300万円を含めて、土地の売却代は地域の公園整備などに活用すべきだ。(府との)交渉の余地はある」などと主張し、返還金を計上した補正予算の修正を提案。これに対し、岡本康成市長公室理事は「返還金を払わなければ、府の承認が得られない。交渉の余地はない」と説明した

修正案には共産は賛成したが、維新、自民、公明など他会派が「契約に基づき土地売却を進めたうえで、売却代金を地元のために活用すべきだ」などと反対し、否決された。(「泉北コミュニティ」2019年10月24日号)


いやいや、おかしいやんか。(; ・`д・´)

「返還金を払わなければ、府の承認が得られない。交渉の余地はない」んじゃなくて、

「10年以内に府の承認なく売却した場合、契約が解除される」だけだよね?

で、契約が解除された結果、府から「10年に満たない残り2年半分について、売却代金から返還するように求め」られただけ。

で、それに「市も同意」したにすぎない。


契約は大事やといって、とにもかくにも、2014年に近大と府および堺市の間で結んだ「必要な用地を有償譲渡する」という基本協定に固執するんやったら、無償譲渡契約の10年という内容も固く守ったらよろしがな。

何やったら、「10年以内は府の承認なく売却できない。そういう契約でしたよね?」って、府に言ってやればいいやんか。

また逆に、返還金(という名の違約金)を喜んで払うなら、有償譲渡の基本協定を反故にして違約金を払い、定期借地権契約を結び直したらよろし。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


結局、役人は(役人に限らず、雇われ人はおしなべて)上から評価されなかったら動けないし、政治家は有権者の投票行動に反映されなかったら何でもする。

役人に、市民の利益になるように動いてもらうためには、そういう人事評価を行うしかないし、政治家も、雇われ人もその点で何ら変わりない。


デザインだよ。それに尽きる。(*´з`)

泉北コモンズ(仮)

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