学校園のために”潰された”公園は他にも…?

「泉北コミュニティ」10月17日号、巻頭の「共聴アンテナ」で、さらがいさんが、こんなコラムを書いていた。


都市公園法第16条では「代替公園を設けない限り、みだりに廃止してはならない」となっている。堺市の監査結果によると「代替公園をビッグバン周辺に設けるので、三原台の田園公園を近大のために潰すのは違法ではない」と。では、代替とは、どんな意味なのか。田園公園周辺の住民が公園売却の差し止めを提訴している。彼らの主張は、ビッグバンはパンジョを通過して茶山台にあるので「遠すぎて代替ではない」というもの。今月15日から裁判が始まったが、代替の解釈が最大の争点になるだろう。提訴の住民らは、公園を生活圏として利用している。府企業局も、生活圏の一住区に一つの立派な公園を造った。全国でも珍しく、泉北の〝売り〞でもある。泉ヶ丘プールから茶山台の展望台があった高台まで、幼児や高齢者は歩くのがとてもしんどい。市長や議員は実際に歩いてみたのだろうか。近大と当時の松井知事が、地図を広げて近くの緑地を代替公園にしたのだろう。裁判長は現地を視察して判決を出すのかな。いずれにしろ、全国の学校や病院のうち、公園潰しを強要したのは恐らく近大だけだろう。 (さらがい)(「泉北コミュニティ」2019年10月17日号)


上記傍線部に(「恐らく」って?と)引っかかったので、ちょいとgoogle先生に尋ねてみたら、2016年に、東京都杉並区の久我山東原公園の敷地面積の4割を”潰して”、保育園が建設されたことが問題になっていたことが分かった。なんや、あるやんか…。(ToT)


ちなみに、東原公園の一部を保育園に転用することの反対運動が実を結ばなかった一方で、東京都文京区の新大塚公園の場合は、中学校建設のために廃止が計画されたが、


文京区は「区立小・中学校の将来ビジョン」を発表しました。そこには計画の一環として、生徒数の減少にともない、文京区第五中学校〈五中〉と文京区第七中学校〈七中〉を統合し、新しい校舎を新大塚公園に建設することが示されていました。
問題は中学校統合ではなく、新大塚公園廃止の計画自体および計画過程にあります。新大塚公園廃止が町内、地域の大きな問題となっているのは、唐突な廃止計画の表面化、情報開示の不備、公園廃止理由など、以下の事由によるものです。
・あいまいな計画-10年間の長期ビジョンの中に、短期の建設計画の混入

・住民への事前説明と情報の不足、街づくり・都市計画・環境への配慮はゼロ

・税金の無駄遣い

・なぜ、新大塚公園なのか

新大塚公園を守る会


2005年11月に行われた文京区教育委員会が提案している2007年から10年計画の「区立小・中学校の将来ビジョン」の説明会で、文京区立第五中学校と文京区立第七中学校を統合し、第七中学校跡地と文京区立教育センター跡地、そして新大塚公園に新しい中学校を建設することが示された。しかし、住民からの「あいまいな計画」「民への事前説明と情報の不足、街づくり・都市計画・環境への配慮はゼロ」「税金の無駄遣い」などの声があり、結局第七中学校跡地と文京区立教育センター跡地のみを利用して音羽中学校が建設された。(Wikipedia「新大塚公園」

という具合に、その反対運動が実を結んだことが分かる。


便利な(そして、恐ろしい)時代になったなあ…。(しみじみ。 ;∀; )






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