シリアルアントレプレナーの生きるまち
「泉北コミュニティ」2019年8月22日号、「もうすぐ創刊50周年! 泉北 こんなことがありました⑨」のコーナーに、こんな記事があった。
宮山台校区連合会が5周年 仮装行列や芸能合戦で祝う 1975年11月(昭和50年)
宮山台校区連合自治会は11月9日宮山台小学校で同自治会発足五周年を記念して、文化祭を行った。各自治会からの仮装行列をはじめ、芸能合戦、作品展など多彩な催しだった。
泉北ニュータウンの第1陣に入居したのは42年10月末。宮山台4丁府営に、22棟の式地さんら40~50世帯だった。工事のまっ最中で、しばらくは水も電気もない生活。11月から年内にかけて、次第に入居が増えたが、泥んこ道を八田荘団地までフロ通いする有様だった。
年末にやっと宮山台市連マーケットがテントをはって営業を開始、宮山台小学校の生徒は9人。まさに陸の孤島だった。それから足かけ9年。宮山台は約2200世帯となり、開発も終わった。人口は横ばいか減る傾向にある。
文化祭のトップを切って始められた仮装行列が人気を呼んだ。4丁Aチームの「集団結婚式」8組のカップルが出場。飛田さんのお祓いで目出度く…という筋書きだったが、三三九度を忘れ、やり直す場面に爆笑。4丁Bチームは「人生ドラマ」でカネをかけず、どさくさに衣裳をそろえたそうだ。浪曲「逃げた女房が││」に合わせて、2丁府営の「ルンペン座大行進」続いて3丁が花自動車をくり出しての「阿波踊り」。
宮山台剣道部の紅白合戦と婦人部のフォークダンスのあと、午後から体育館で押絵サークルの展示のほか民謡踊りやコーラス、芸能合戦が行われた。芸能合戦は3丁から辰巳敏子さんが日本舞踊を、山本茂正さんがドドイツを披露した。4丁Aから藤川盛幸さんが歌謡曲、平島曠行さんが尺八独奏、比内正光さん夫婦がギターに合わせて美声を披露。4丁Bから戸倉政次さんが安来節、村岡正蔵さんが「帰り舟」の名演技を。2丁から花房正子さんら23人がカンカン踊りを発表した。(「泉北コミュニティ」2019年8月22日号)
この内容自体が大変興味深いが(すごいよね。時代というか何というか、怖いもの見たさに近いものを感じます)、当時から40年以上経って、今も自治連の会長を務めておられる(!)方の名前を見つけたりして、「まちづくり」における「世代交代」の恐ろしさ(というか無さ?)を想ったりして、さらに興味深い。
やっぱり、私たち「のまちに」(というならば)必要なのは、トップランナーや勤め人でなく、シリアルアントレプレナー(連続起業家)の”生き方”(と言えばよいのか?)ではないのかなあ。(*'ω'*)
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