「泉北初の定期借地権契約」は近畿大学病院ではなくて!
旧高倉台西小学校跡地の活用事業の優先交渉権者が、学校法人みどり学園になったことについては以前、言及したが、その続報にあたる記事が、「泉北コミュニティ」2019年5月23日号に出ていた。
近大移転そばに短大介護福祉学科
高倉台西小跡 泉北初の 借地契約30〜50年
統合によって閉校となった旧高倉台西小学校跡地の活用事業で、跡地に短大介護福祉学科を移転することになった学校法人みどり学園(平尾達夫理事長)は3月28日、堺市との間で基本協定を締結した。今後、具体的な事業計画について協議を行ったあと、今年秋以降に泉北では初の定期借地権契約を結び、22年春の開校を目指す。
旧高倉台西小学校は、児童数減少による小学校統合で15年3月に閉校。市は跡地を活用するため、18年3月から事業者を募集し、同年12月、大阪健康福祉短大を堺市内で運営しているみどり学園を優先交渉権者に決定した。
借地の契約年数は30年以上50年未満で、借地料は月約330万円。
短大介護福祉学科の移転については、泉ケ丘駅前に移転する近畿大学病院との連携を期待する声が上がっている。
これについて西野彰記市長公室理事(当時)は、近大移転に関する住民説明会の席上、「市としても連携を図ってほしいと考えている。(具体的な提案があれば)両者の間に入りたい」と話していた。(「泉北コミュニティ」2019年5月23日号)
ここで改めて気になるのは、以下の3点。
- 短大という学校形態は、もうちょっと無理(ゲー)なんじゃないか? ⇒たぶん30年持たない。ひょっとすると10年すら持たない。
- (泉北では初の)定期借地権契約は、むしろ泉ケ丘駅前に移転する近畿大学病院との間に締結すべきだったんじゃないか?(これは、「泉北コミュニティ」紙上でこれまで幾度も指摘されてきたとおり。あ、堺市、定期借地権契約を使う気あるんや(*'ω'*)、と思ったもん) ⇒結局、相手との力関係ですよね。市が伏してお願いして来てもらう機関と、そうでない機関との差がはっきりと出た、ということだろう。
- 短大介護福祉学科と近畿大学病院との「連携」は、当事者同士にニーズやメリットがあれば自ずとなされる話で、それが両者にないのに、市が間に入りたい・・・というのは、横やり以外の何物でもないよね? ⇒市が、みどり学園と近畿大学付属病院の上に立っている、という認識か。
自分だったら、どうするかなあ・・・。 (๑′ᴗ‵๑)
0コメント