まだ「まちづくり」で消耗してるの? と言われないために~⑦むすびに
<むすびにかえて>
では、そんな「まちづくり」との望ましい関わり方は、いったいどのようなものになるのかについて、紙面の都合もあって、ここで詳しく書くことはできません。次にお会いする際には、そのアイデアについて、ぜひAさんと意見交換してみたいと思います。
藻谷浩介『藻谷浩介対話集――しなやかな日本列島のつくりかた』(新潮社、2014年)の中に、「昔も今も、町って、記憶の集積体なんだ」という新雅史さんの言葉があります。この手紙にはいろんなことを書きましたが、「まちづくりは、思い出づくり」と言ってしまえば、やはり何をやってもいいのかもしれません。あなたがあなたの「まちづくり」とどう向き合うにせよ、あなたが将来別のまちに移られるとしても、あなたの幸せの総量が減ることなく、むしろあなたの大事な人たちを含む“ファミリー”の幸せの総量が増え続けることが、私の望みです。またお会いする日まで、どうぞお元気で。幸運を祈ります。(了)
0コメント