社会の「嫁」
▼茶山台公社団地の空き室を利用した惣菜カフェ「やまわけキッチン」。開店初日にエプロン姿で働いていた女性、二日目は主人のお父さんと二人で客として来店。いつもニコニコ気さくな彼女は、素敵な家族関係を築いているんだなと感心した。
ちゃぶ台のある部屋では、高齢の男性が、初対面の赤ちゃんを膝にのせてあやしていた。自然と理想的なコミュニティの場になっていると感じた。(「泉北コミュニティ」2018年12月20日号)
これを読まれて、何か違和感ありませんか?
私は、「二日目は主人のお父さんと二人で客として来店」という下りに、強烈な違和感がありまして・・・。
- 「『主人のお父さん』って、どういうこと?」
- 「他人の夫は「ご主人」だろうし、「主人」と呼んでいるからには、『私(=筆者)の夫』ってこと?」
- 「つまり、「私の夫のお父さん」ってこと?」
- 「そうであっても、身内に「お」「さん」をつけるのはおかしいから、もしこれを正しく書き直すと、『主人の父』ってことになる?」
- 「でも、『二日目は(筆者の)主人の父と二人で客として来店』って、日本語は正しくても、“状況”としてはおかしくない?」
- 「ほんじゃあ、『開店初日にエプロン姿で働いていた女性』の「夫の父」ってこと?」
- 「だったら、『二日目はお義父さんと二人で客として来店』で十分やろう。なにゆえ、『主人のお父さん』という回りくどい(というかヘンテコな)表現を使ったのか?」
- 「いやいや、そもそも、『ご主人』の『ご』が抜けただけか?」
- 「にしても、『ご主人のお父さん』って、やっぱりなんだかね~。*’ω’*」
・・・と、頭の中を「?」がグルグルと回った。
そういや、市役所で働く友人の一人は、他人の夫のことを「夫(おっと)さん」、他人の妻のことを「妻(つま)さん」と呼んでいた。それを初めて聞いた時には、奇妙で不自然な感じがしたものだが、今は(その呼称はさておき)彼の他者との接し方というか、その姿勢に、好感を持っている(私自身はこれまでのところ、他人の夫も妻も、ともに「お連れ合い」と呼ぶのだけれど)。
昭和が終わって早30年。平成も間もなく幕を閉じる。平成生まれの人も続々と結婚している最中だろうが、平成生まれの若者には、自分の夫のことを、「主人」って言ってほしくはないなあ…。(「お前はペットか!」って言われるぜ。欧米か!*’ω’*)
「その人らしさ、個性を大事にしたい」とか言うのなら、早くこの種の、ガチガチに家父長的な呼称からも自由になればいいのに…。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ま、「無くて七癖」というし、私自身ざっとふり返るだけでも、
- 喫煙スペース以外で煙草を吸う人
- 挨拶されてもしない人
- 文句ばかり言う人
- 本を読まない人
- 自分の妻を嫁と言う人/自分の夫を主人と言う人
- 目の前に「大事な人」がいるのにスマホばかりいじるカップル・家族・同席者
- とても太っている人
に対して偏見を持っていることは否めず、ま、人のことをエラそうには言えないわけである。(+o+)
明日は我が身。(●´ω`●)
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