モチベーションについて(濁り茶三杯目)
◆モチベーションについて
- (混ぜるなキケン)「やる気を出してから作業をするのが、間違っています。やる気はなくていいので、作業を始めてください。やる気は、エンジンでもエンジンキーでもありません。『速度表示』です。速度ゼロでもエンジンはかかりますし、エンジンをかけないと、速度は上がりません。やる気と作業を混ぜないのが第一です」
- (やる気≠モチベーション)「よく『やる気ってどうしたら出るんですか?』なんて、よくわからない質問をしてくる人がいます。多くの人は、やる気というのは行動を起こす『原因』だと勘違いしています。実は、やる気は、行動の原因ではなく『結果』です。だから、やり始めない限り、やる気は出ません。やる気が出たから走るというのはダメで、まず走り始めることが大切なんです。そうすると、走りながら、『じゃあ、もっと走ろうかな』と思ったりする。これが『モチベーション』なんです。これは、学校の成績においても同じです。モチベーションを待(ま)っている人は、いつまでも勉強ができない。また逆に、できる人ほど、『システム』にしたがいます。たとえば、『時間が来たから始める』とか。『やる気』という単語は、できない人によって創作された、『言い逃れのための方便』です」
- (やる気≠幸せ)「商人はしばしば『やる気がない』と批判されます。でも、その『やる気』とは何なのでしょうか。商人がやる気に満ちていれば、私たちは幸せになれるのでしょうか。私たちの『常識』の外に一歩足を踏み出すと、違って世界が見えてきます。そこから、商業者の『まちづくり』の意味も見えてくるはずです。裃(かみしも)を脱いで、ちょっと考えてみませんか」
- (後ろ向きでも進める)「後ろ向きなまま前に進む」
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