自分のことを「人間扱い」して生きる。

朝日新聞の連載「女子組」には、面白い記事がよく出ているが、最近、そこに寄せられている田房永子さんの漫画が、目を剥くくらいすごいので、「うわー、さすがだなあ」と思っている。

5月15日の漫画も「このように表現できることの(書き手と、漫画という表現方法の)凄さ」に唸ったものだが、一番びっくりしたのは、4月17日のこの漫画


これを読んで、「私が私を人間扱いするとしたら、どうなるのだろう?」と思ったものだが、『ビッグイシュー日本版』第333号(2018年4月15日発売)で取り上げられていた、パン工房「HIYORI BROT(ヒヨリブロート)」をやっておられる塚本久美さんの記事を読み、「新月から月齢20日までは職人、残りは旅する時間」というような生き方は、私にとっての「人間扱い」「人間らしい生き方」の一つになるのかな、と思った。


私が、このような生き方をする/できるとしたら、その(職人としての)職種として有力なのは、コンサルタント、もしくは身(頭)代わり、ということになるだろう(ぱっと考えるなら、ね)。

ただ、コンサルタントが(自他に対して)よくぶつかりがちな壁の一つは、(コンサルタント業を除けば)「自ら業を行っていない」ということだ。逆にいえば、コンサルタントとして自立するまで、また自立した後も、「自ら業を行って(いて、しかもそれが”成功”して)いること」は、その壁を回避することにつながる。

そう考えると、「新月から月齢10までは自分orientedな仕事、それから月齢20まではお客さんの価値を上げる仕事、残りは旅する時間」というのはありだなあ、と思った。


「HIYORI BROT」の、商材は冷凍に向いているパン、店舗を持たずにネット通販のみ、というのは、とってもよく出来ている。

私が泉北でやるとしたら、商材はクロワッサンやクレセントロールなど月形のみ1~数種類(製品を絞って集中して研究すれば、レベルアップもそれだけ早く、さまざまなロスも少ない。種類や顧客が限られるだけに、他にはない突き抜けたパン(と物語と人)を作ればいい)、厨房は他の2者と約10日間ずつ交代で使用(昼夜1ヶ月丸々稼働しないと償却できない環境を作るから、参入と継続と退出のハードルが高くなる。フルタイムの3分の1以下の実働(残業なし)でいけば、主婦層やシニア層も容易に取り組める)、ということであれば、全然ありだろう。


「へ? あなた、パン作りに興味あったの?」と言われるかもしれないが、肝心なのはそれじゃない。日ごろ学生を教えていてよく思うのだが、「興味があることや、好きなことを仕事にすれば、幸せになれる」というわけでは、まったくない。

以前、厚切りジェイソンが、「働くうえで大切にしていることは何か?」と尋ねられて、「①楽しいかどうか、②自分が成長しているかどうか、③社会に役立っているかどうか、④自由があるかどうか」と答えていたが、そういうものだと思う。


とはいえ、今すぐには移行できないので、3年以内が目途かなあ。…あ、いま関わっている仕事先が、2021年4月から新体制に移行することがつい先ごろ決まったので、そこで働くのは2021年3月末までとして、2021年4月からかな!?٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

C'est la vie, c'est le croissant.

泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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