業務スーパー御池台店の無料送迎等が人気

　御池台近隣センターの「業務スーパー御池台店　泉北新鮮村」が、泉北ニュータウン周辺の買い物困難者への無料送迎と配達を開始。２月末からの開始以来買い物に困っていた地域住民に好評で、現在１か月に約１００件の利用がある。エリアは泉北ニュータウン全域に及ぶ。特に泉ヶ丘地区でスーパーなどが近くにない地域の高齢者や妊婦が多く、重い荷物を持てない人には玄関まで運ぶサービスも行っている。玄関先まで迎えに行くスタイルが好評でリピーターも多く、自治会などのイベントの弁当や飲み物、老人ホームや飲食店などへの食品や酒類の配達も増えている。特に他店にはない岸和田漁港直送の新鮮な刺身や、煮物、地元産の野菜や肉も安くて新鮮、と人気が高い。「泉北に限らず買い物困難者は増える傾向にあります。そんなお客様にお買い物を楽しんでいただければ幸いです。モットーは『しあわせを売るお店』」。と同店の水落さん。

　13日（雨天の場合は20日に変更）には、地域と連携したフリーマーケットを開催。手作り木工、雑貨やアクセサリー、ドライフラワー、飲食など多数出展予定。また、26・27日に北海道物産フェアも。９〜20時。無休。（「泉北コミュニティ」2018年5月10日号）

以前、「業務スーパー御池台店が、買物「送迎」（配達とちゃいまっせ！）サービスを開始」というエントリを書いたが、その後の様子をうかがわせる。

月に100件となると、1日に約3件の利用ということになろうが、この水準では、事業としてペイするようなものではないだろう（泉北圏内で片道20分、買い物20分、往復で約1時間、9時～20時の営業時間中、1日3時間しか稼働しないことになる。そもそもスーパーマーケットの利益率はごく低く、中でも「業務スーパー」を手掛ける神戸物産の利益率は1.8％程度なので、これにかけられるコスト面の余地は本来、相当狭いはず）。

住民も、店も、うまく自分たちの生活と、ビジネスを、ともに形成していってほしい。