『ほっとかない郊外』


ニュータウン再生の“リアル"がわかる6章

まちびらき50年を迎える泉北ニュータウン(大阪府堺市・人口約13万人)を舞台とする、ニュータウン再生の足跡を伝える書籍です。食、リハビリ、建築などの専門家と、地域住民、地元NPOらが連携し、空き家や空き店舗を地域レストラン、高齢者支援住宅、シェアハウスなどにリノベーション。それらを拠点に場所と人のネットワークを築き、多様な知恵を寄せ合いながら、福祉、食、住まいの課題解決を試みています。研究者、建築家、管理栄養士、理学療法士などの専門家、学生、地域住民などの関係者総数61名の声を通じて、その奮闘ぶりを紹介します。

  • 第1章 食卓ができた
  • 第2章 居場所ができた
  • 第3章 健康になった
  • 第4章 楽しみができた
  • 第5章 リノベができた
  • 第6章 役割ができた

キーワード:団地再生 / 地域レストラン / 空き家活用 / シェアハウス / 自宅ショップ / リノベ暮らし学校 / 健康体操 / 配食サービス / 高齢者支援住宅 / ロコモ講座 / 認知症カフェ


泉北ほっとかない郊外編集委員会(著)、大阪公立大学共同出版会(出版)、2017年10月5日発行・10月11日発売です。

詳しくは、以下のとおり。

<目次>

はじめに

泉北ニュータウン、槇塚台とは

第1章 食卓ができた~槇塚台レストラン~

歩いていけるレストランをつくろう/人が集うカウンターづくり/使いやすい厨房システムを考える/地域の食卓づくりは弁当販売と配食サービスから/大学生が取り組んだ客席のデザイン/地域の人たちでレストランの棚を手づくり/家庭で使われなくなった椅子を再利用/誰もが使えるトイレの工夫/四季折々、安心安全のメニュー/利用者からのうれしい声/ニーズに対応し、変化を続ける配食サービス/レストランが居酒屋になった!?/食卓に支えられる、高齢者の健康(春木 敏)/コラム1 お弁当づくりの道

第2章 居場所ができた~いろいろな高齢者支援住宅~

ニュータウンに住み続ける/高齢者支援住宅を大学生が設計する/他人と接点を持ちやすく間取りを工夫/高齢者支援住宅における、家具の働き/高齢者支援住宅の運営/住み手の「自由」が自立につながる/高齢者支援住宅での暮らし/ケアマネージャーから見た高齢者支援住宅の効果/公営住宅の空き住戸を活用する-泉北スタイルの試み-(小伊藤 亜希子)/コラム2 緑のネットワーク

第3章 健康になった~槇塚台の健康づくり~

「健康相談」で不安を解消/健康は、まず外出から/楽しい!つらくない!だから続けられる!/旬の野菜を使ってリハビリ運動!?/緑道を使った散歩コース/地域参加が変える、高齢者の健康(樋口 由美)/コラム3 まきづかハロウィンナイト

第4章 楽しみができた~第3の居場所をつくる~

レストランの2階を趣味の場に/誰でも参加できる、健康麻雀クラブ/レストランを「開く」イベントを開催/まちかどステーションの誕生/人のにぎわいが主役となるデザイン/利用者からのうれしい声/認知症カフェが登場/「コミュニティ・はるみかふぇ」オープン/今、ニュータウンに必要なのは、想定外(小池 志保子)/コラム4 第3の居場所で健康に

第5章 リノベができた~泉北スタイルでリノベーション~

空き家をシェアハウス「緑道下の家」に/料理教室と農作業/戸建て空き家改修新聞を発行/シェアハウスへの改修デザイン/空き家調査/地震対策と空き家改修/法律と空き家改修/これからの「緑道下の家」/泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会の立ち上げ/中古住宅リノベーションで、職住一体の暮らし/リノベ暮らし学校/学生による空き家改修発表会/公社茶山台団地「響きあうダンチ・ライフ」/ニコイチの住み心地/職住一体が実践する暮らし(木村 吉成)/コラム5 泉北洒落帳

第6章 役割ができた~ニュータウンに、自分の仕事をつくる~

ロコモ講座ができた!/地域のリーダーがみんなの健康を牽引/食・健康リーダー誕生/レストランを地域で動かそう/子どもと働くレストラン/お弁当の親子配達/家庭でつかっていない家具や食器にも役割を/泉北ニュータウンで実践する、職住一体の暮らし/住宅街にオーダーメイドショップを開くという挑戦/自宅をリノベーションし、菓子工房に/緑豊かなニュータウンの公園や緑道を楽しむ/自治会への参加者を増やす方法/今、人や施設の役割を問い直す意味(森 一彦)/コラム6 子育て調査

イエローページ

おわりに




泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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