泉北で起業するか? それとも、より幸せな生活を手に入れるか?


泉北ニュータウンで”好き”や”得意”を活かして起業しよう!

『泉北アントレプロジェクト』

堺市では、泉北ニュータウン地域で、ライフスタイルを大切にして、スキルを活かしつつ、好きなことや得意なこと、地域の課題を仕事にする『起業』という働き方を提案する『泉北アントレプロジェクト』をスタートします。

本プロジェクトでは、セミナーをはじめ、ワークショップ、起業を支援する「泉北アントレネットワーク」の構築など、起業に関する取組を以下のように進めます。

  1. 起業のきっかけセミナーvol.1(7月31日):「好き×社会課題×しごと」を堺で実現
  2. 現場見学会~先輩の現場に潜入第1弾(8月4日):起業を肌で感じよう~子どもが主人公になる居場所づくり~
  3. 泉北NTで起業に近づくワークショップ(全6回:8月27日キックオフ)
  4. 泉北アントレネットワーク【準備中】

堺市サイト>泉北アントレプロジェクト《泉北NT地域での起業を応援します》


堺市の業務委託の仕様自体こうなっているから、そのことは別にいいと思うのです。

ただ、社会課題と向き合うコミュニティ・ビジネスに20年以上関わり(最初は障害者の自立生活運動・事業だった)、学問的な研究対象にし、果ては生業にまでしてきた私にとって、このプレゼンテーションはおっそろしくて身震いすらする。


それを「本業」にし、それで食べていくつもりがないのなら、起業しない方が、その人にとってよほど「幸せ」かもしれないよ?

「副業」程度でよいのなら、「先行する誰か」や、「社会課題の解決に取り組むどこかの組織」に合流した方が、よほど本人の幸福感や、社会課題の解決に資するかもしれないよ?

なぜなら、「それで食べていく」というのは大変なことだから。そして、すでに社会課題の解決に取り組むコミュニティ・ビジネス/ソーシャル・ビジネスの先行者たちは、フォロワーとしての新たな仲間を渇望しているから。


幸せになりたいのなら、社会を良くしたいのなら、私たちには何が必要なんだろうか。


起業する、事業化するというのは、「やりたいこと”以外”をしなきゃいけない」「見たい未来を実現するために、(今は)やりたくないことをやらなきゃいけない」ということでもあってさ。


仮に、年間であと100万円、自由に使えるお金が欲しい、あればいいと思うなら、ネットで稼ぐという手がある。

ハンドメイド系なら「minne」(ミンネ)、フリマ系なら「mercari」(メルカリ)、スキルを持ったフリーランス系なら「Lancers」(ランサーズ)、いろんなプラットフォームがある。


ビジネスというのは、社会に「ニーズ」が無いと、たとえ始められても「継続」できない。

何らかの形で「売れる」だけじゃなくて、それなりの「利幅」がなきゃ成立しない。


そのハードルがもっとも低く、もっとも競争が激しいのが、ネットの中だ。

ネットで食えたら、地域の中でもきっと食っていける。


ネットは、凄い。時間も、距離も、全部、軽々と超えていかれる。仕込んでおけば、24時間365日稼働して、真夜中でも、地球の裏側からでさえ、注文は入る。


私自身は、ネットオークション黎明期からのユーザーで、これまでに4ケタ万円を超えるモノとカネをやり取りしてきた。学生だったから、できるだけラクをしようと、標準化にも工夫してきた。その結果、利益以外に、「ああ、何をやったって、自分は食っていける」という確信も得たものだった。

齊藤正明『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』(マイコミ新書、2009年)じゃないけど、顔を見たこともない、話を交わしたこともない、地球上の「誰か」との商品のやりとりを「完結」させることを通じて学んだことは、計り知れない。

趣味や特技の手作り品で、いつかスモールビジネスをやってみたいという人は、minneをやってみればいい。

結婚・退職前/後に身につけたスキルを使って、また副業的に(いまは「複業」と言ったりするらしいが)稼いでみたいという人は、Lancersにエントリしてみればいい。

今はモノもスキルもないという人は、家にある品物をmercariに出品してみればいい。

モノを売りたいわけじゃないけど、社会課題は解決したいという人は、「Readyfor」(レディーフォー)でクラウドファンディングを立ち上げてみればいい。


「思うように」売れなかったり、反復できなかったり、仲間ができなかったら、やり方を変えてみる。

それを、真面目に地味にコツコツと続けられなかったら、「地域」でもダメだと思う。


時間と場所の限定される「地域」は、案外、ネットより厳しいぜ。


~この項、つづく~


泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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