ときめく組織論(第13話)
現在の私たちは、過去の延長線上に居て、そこから離陸して、新しいことに踏み出す勇気をなかなか持てません。
離陸しないからこそ、長い目で見て、良かったとふり返ることができる瞬間も、きっとあるのでしょうが、それまでは苦悩や我慢の連続となることも、よくある話です。
そういう苦悩や我慢を見ている家族や友人は、簡単に、「もうやめたら?」「無理して続けなくてもいいんじゃない?」と言い、むしろ家族や友人こそが、あなたという個人や組織の理解者ではなくなっ(たように見え)てしまいがちです。
なのに、どうして私たちは、「地域を良くする」取り組みをやめないのか?
それは、それが、「私事」ではないからですよね。
私事だったら、とっくにやめている。でも、そうじゃないからこそ、踏ん張っている。
にもかかわらず、それを私事のように取り扱っているからこそ、あなたの周りの家族や友人は、“あなたのためを思って”、やめてはどうかと言っているのではなかったか?
――そう、この人たちこそが、あなたという個人や組織の(身近で、正しく、客観的に見ているという意味での)最大の理解者ではなかったか。(つづく)
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