ときめく組織論(第10話)

「地域を良くしよう」という動機が、自分の中から出てくること自体は、悪くないと思います。


ちょっと脇道にそれると、こういう始め方を、「自分事(ごと)にする」「マイ・プロジェクト化する」と言ったりします。

皆さんもきっと耳にしたことがあるだろうこの言葉:「自分事」というのは、比較的若い言葉で、「他人事」という言葉から作られた言葉だそうです。

すなわち、社会に何か課題があって、それについて自分は関係ない(=他人事)と思っていたのが、あるときに、自分もその責任の一端を担う当事者の一人だという意識をもち、解決に向けて取り組み始める――そんな変化と姿勢を、「その課題を、他人事ではなく、自分事として受けとめるようになった」というように表現します。


もとの話に戻ると、「地域を良くしよう」として始まった活動や事業は、往々にして、「あなたの働き」にとどまって、広がりを必ずしも持たないものです。

それはなぜか。


それは、その働きが、個人としても組織としても、「あなた(たち)の課題解決」をしているにすぎないように思えるからではないでしょうか。


では、それはなぜ、そのように見えるのか?(つづく)

泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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