「まちづくり」って?

最近、「まちづくり」を別の言葉でどう表現したらよいだろうか、と考える機会があった。


『【まちづくり副読本】「まちづくり」をしよう! ~小学生からのまちづくり~』(2002年、財団法人堺市都市整備公社編集・発行、編集協力:堺市内の小学校・教諭、堺市、堺市教育委員会)という、小学生の教材として作られた冊子がある(なんとびっくり。堺市すげえな!! しかし活用されてるのか!?)。


第1章「なぜ「まちづくり」を取り上げるのでしょう」の最初のページに、

「『まちづくり』って何でしょう?」

という問いが立てられており、それに対して、

「まちづくりとは、まちを快適にするためのあらゆる活動のことをいいます。道路や公園を整備したり、維持管理することの他に、地域の産業を盛んにして、にぎわいや活力を生み出すこと、地域における人々の活動を活発にして、地域社会のきずなを強くすることなど、まちを住みやすくしてくための様々な分野での活動です。」

とあった(さすがは小学生対象の教材。構成からして質が高い)。


なるほどねー。まちづくりって、そう表現できるのか。

でもこれって、包括的な表現であるがために、逆に何でもありだよな、とも思わせられる、難しい文句だ。


私だったらどう表現するだろうかと考えた結果、今のところ、自分の取り組むまちづくりというのは、「ひと・しごと・まちの持続可能性を高めること」と表現できるかなと思っている。

ニュータウンという「まち自体」がえらいことになっていること(たとえばリンク先:「かつては“高嶺の花”ニュータウン いまは地価8分の1 一挙に高齢化〈AERA〉」)を見ても、「まち自体」の持続可能性を高めていくことは大事なことだし(でもその一方で、人口縮小社会の中で、まちを整理していく必要があることも承知している)、そのまちを維持していくためには、「ひと」も維持していかなきゃいけない。ひとを維持していくためには、そこに「しごと」がなければならない。そう考えたのだ。

(なお、このネーミングは、「まち・ひと・しごと創成総合戦略」の影響をバリバリ(死語)受けていそうで、それも何だかなあとは思うのだけれど、必要な中身はまさにそれなので、さらに良いものが見つかるまでは、こう言ってみたい。※もっとも、大事なのは、まち→ひと→しごとの順ではなく、ひと→しごと→まちの順だと思うので、私はこの順番で使いたい。)


あなたは、ご自身が取り組んでいる(と自分では思っていなくても、他人からはその範疇と受け取られるかもしれない)「まちづくり」を、どのように表現されますか?

泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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